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Sun, 03 Jun 2007

第四次聖杯戦争開始

虚淵玄『Fate/Zero(フェイト/ゼロ)』第1巻「第四次聖杯戦争秘話」、第2巻「王たちの狂宴」読了。

発行所がTYPE-MOONという事で、一般書店には並ばない同人誌。ISBN無し。

現段階で分かっているマスター/サーヴァント(真名)は以下。

  • 衛宮切嗣: セイバー(騎士王、アーサー王、アルトリア)
    • 宝具: 約束された勝利の剣(エクスカリバー)、風王結界(インビジブル・エア)、全て遠き理想郷(アヴァロン)(アイリスフィール所持)
  • 言峰綺礼: アサシン(百の貌のハサン、ハサン・サッバーハ)
    • 妄想幻像(サバーニーヤ)(群体として現界)
  • 遠坂時臣: アーチャー(ギルガメッシュ)
    • 宝具: 王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)
  • ウェイバー・ベルベット: ライダー(征服王、イスカンダル、アレキサンダー)
    • 宝具: 遥かなる蹂躙制覇(ヴィア・エクスプグナティオ)(神威の車輪(ゴルディアス・ホイール)(キュプリオトの剣により発動)による)、王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)(固有結界)
  • ケイネス・エルメロイ・アーチボルト(-> ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリ): ランサー(輝く貌、ディルムッド・オディナ)
    • 宝具: 破魔の紅薔薇(ゲイ・ジャルグ)(長槍)、必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)(短槍)
  • 雨生龍之介: キャスター(聖なる怪物、青髭、ジル・ド・レェ)
    • 宝具: 螺湮城教本(プレラーティーズ・スペルブック)
  • 間桐雁夜: バーサーカー
    • 掴んだ物を武器として制御/使用可能

Fate用語辞典で語られていた、切嗣の魔術師殺し、「固有時制御」、建物爆破、征服王イスカンダルなどの設定がちゃんと活かされている、公式の外伝。『Fate/stay night』や『Fate/hollow ataraxia』との小さなリンクも隠れている。

2巻終わりまで全然リタイアが出なかったが、ライダーのEX宝具により、漸くアサシン退場。『Fate/stay night』の事から見ても、言峰がアーチャーのマスターとなる事は必然なので、暫くすれば、凜には可哀相だが、時臣はリタイアする事になるのだろう。うっかりが直らない遠坂一族哀れ。

セイバーと切嗣の関係は、これまた『Fate/stay night』で書かれていた通り、酷い。切嗣のやり方と騎士王の考えが相反するとはいえ、会話が無いのは何とも悲しい。最後までこうなんだろうな。聖杯を求める心とアイリスフィールの存在が辛うじて、関係の破綻を免れている。

セイバーはマスターとの関係がそんなので、しかも、ライダー、アーチャーという王にまで虚仮にされ、本当に可哀相。虐められ過ぎ。

お酒の席でセイバーに惚れるギル様萌え。気持ちは分からなくもない。

『Fate/stay night』で分かっている様に、この物語がトゥルーエンドとしてのバッドエンドに向かっていると考えると辛いが、それでも、全ての戦いに意味があって欲しい。計略を巡らし、力を尽くし、格好良くあれ。

第3巻は6月中?

大人になった子供達の最後の戦い

浦沢直樹『21世紀少年』上巻読了。

タイトルは違うが、『20世紀少年』の続きで最終回。

ケンヂは仲間と再会し、ともだちは死亡、全ての解決のために、ともだちランドの「ヴァーチャルリアリティーゲーム」に潜入する。

ゲーム内で万条目再登場。現実世界では死んでいるので、幽霊みたいなものだが、意識だけがゲーム内に残っている状態なので話が出来る。

ともだちが台頭した、ディストピアとしてのこの世界。登場する大人になった全てのキャラクタが、主人公で正義であったはずのケンヂでさえ、子供の時や大人になった時に、間違いを犯している。客観的に見れば程度の差はあれど、それは個人にとって、いつまでも引きずらざるを得ない、とても強い後悔となって思い出に残り、生きる事を余儀なくされる。しかし彼等は、子供の時からの友人がいつも近くに居て、ゲームで子供時代に戻る事が出来る。経験を修正出来るわけでは無いが、見つめ直し、後悔を和らげる機会が与えられる。それが出来ない読者は、僕は、どうすれば良いだろう。

「反陽子ばくだん」とそのリモコンを発見/奪取すれば、ともだちの計画は完全に潰される。

というわけで、下巻に続く。

浦沢 直樹 - 21世紀少年 上―本格科学冒険漫画 (1) (ビッグコミックス)

21世紀少年 上―本格科学冒険漫画 (1) (ビッグコミックス)
浦沢 直樹