虚淵玄『Fate/Zero(フェイト/ゼロ)』第1巻「第四次聖杯戦争秘話」、第2巻「王たちの狂宴」読了。
発行所がTYPE-MOONという事で、一般書店には並ばない同人誌。ISBN無し。
現段階で分かっているマスター/サーヴァント(真名)は以下。
Fate用語辞典で語られていた、切嗣の魔術師殺し、「固有時制御」、建物爆破、征服王イスカンダルなどの設定がちゃんと活かされている、公式の外伝。『Fate/stay night』や『Fate/hollow ataraxia』との小さなリンクも隠れている。
2巻終わりまで全然リタイアが出なかったが、ライダーのEX宝具により、漸くアサシン退場。『Fate/stay night』の事から見ても、言峰がアーチャーのマスターとなる事は必然なので、暫くすれば、凜には可哀相だが、時臣はリタイアする事になるのだろう。うっかりが直らない遠坂一族哀れ。
セイバーと切嗣の関係は、これまた『Fate/stay night』で書かれていた通り、酷い。切嗣のやり方と騎士王の考えが相反するとはいえ、会話が無いのは何とも悲しい。最後までこうなんだろうな。聖杯を求める心とアイリスフィールの存在が辛うじて、関係の破綻を免れている。
セイバーはマスターとの関係がそんなので、しかも、ライダー、アーチャーという王にまで虚仮にされ、本当に可哀相。虐められ過ぎ。
お酒の席でセイバーに惚れるギル様萌え。気持ちは分からなくもない。
『Fate/stay night』で分かっている様に、この物語がトゥルーエンドとしてのバッドエンドに向かっていると考えると辛いが、それでも、全ての戦いに意味があって欲しい。計略を巡らし、力を尽くし、格好良くあれ。
第3巻は6月中?
浦沢直樹『21世紀少年』上巻読了。
タイトルは違うが、『20世紀少年』の続きで最終回。
ケンヂは仲間と再会し、ともだちは死亡、全ての解決のために、ともだちランドの「ヴァーチャルリアリティーゲーム」に潜入する。
ゲーム内で万条目再登場。現実世界では死んでいるので、幽霊みたいなものだが、意識だけがゲーム内に残っている状態なので話が出来る。
ともだちが台頭した、ディストピアとしてのこの世界。登場する大人になった全てのキャラクタが、主人公で正義であったはずのケンヂでさえ、子供の時や大人になった時に、間違いを犯している。客観的に見れば程度の差はあれど、それは個人にとって、いつまでも引きずらざるを得ない、とても強い後悔となって思い出に残り、生きる事を余儀なくされる。しかし彼等は、子供の時からの友人がいつも近くに居て、ゲームで子供時代に戻る事が出来る。経験を修正出来るわけでは無いが、見つめ直し、後悔を和らげる機会が与えられる。それが出来ない読者は、僕は、どうすれば良いだろう。
「反陽子ばくだん」とそのリモコンを発見/奪取すれば、ともだちの計画は完全に潰される。
というわけで、下巻に続く。
|
21世紀少年 上―本格科学冒険漫画 (1) (ビッグコミックス) |