原田宇陀児『新興宗教オモイデ教 外伝』第1巻読了。
主人公はクラスで委員長を務め、割と頭の良い杦山久(きゅーちゃん)。クラスメイトの妹尾いちごと話をする様になり、超常現象研究会を知る。そして、原作と同じく、メグマ祈呪術絡みの事件に巻き込まれる(違うのは、こちらの主人公は割と主体的に動く)。
原作で名前とほんの少し姿を見せていた、義和尊神教教祖の桜月常逸(拝み屋ジョー)登場。原作でオモイデ教は壊滅しているので、こちら側がメインになっている。(ゾンビの)ゾンも登場する。ここまで出れば、中間も出てきそうなものだが。なつみ(奈津美)さんは杦山の従姉。ジローくんも一応出ている。
杦山が使えるメグマは、他と違い汎流メグマ祈呪術というものらしい。誘流が脳を介して他人を操作(直接的、即効的、破壊的、器官破壊)するのに対し、汎流は細胞をメグマ浸しにして利己的遺伝子を操作するもの。誘流は粒、汎流は水(あるいは波)として表現出来る。
桜の光では、青の偽(自我を解放)、暗鬼の殺(暗示で狂い死にさせる)、黄金の理(メグマ覚醒させる)、白銀の理(記憶喪失)、火炬の滅(還元)など、原作の誘流メグマ祈呪術に色々名前が付いている模様。
「は、波動力学ですか……? それは僕たちにとっても高度な学問です。一般的にも知らない人間の方が多いと思います」「利己的遺伝子(セルフィッシュジーン)!?」などと、まるで電脳でWikipediaを参照しているんじゃないかと思う程、知識量が豊富な杦山にちょっと萎えた。いちごを庇うシーンも、叫ぶシーンも、分からなくはないが、何だか現実味が欠けていたというか、もう少し説得力が欲しかったところ。
いちごは幼少の時にメグマ波を毒電波と呼んでいた。『雫』ファンに対する小さなサービス。
描写だけは結構エログロ。凜は可愛いけど色々可哀相。
あれ。第1巻?
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新興宗教オモイデ教外伝 1 (1) (ガガガ文庫 は 1-1) |
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79 Euros。欲しい。