安倍吉俊『回螺』読了。
『古街』、『樹葬』、『廃域』、『白雨』からなる連作漫画。
意識を街と表現し、その階層(入れ子状態)化を行うことで、世界を分離せず、階層の最も下(あるいは上)で全てが繋がっている記憶から世界が作られているという仮定の元で構築された世界観を持っている。
河合隼雄の言った「にんげん」を「からだ」と「こころ」に分離した時に失われるものが「たましい」であるという表現に繋がるものがあるかもしれないと感じた。では、「からだ」と「こころ」を生成しくっ付けたときに「たましい」は生まれるのだろうか。記憶は何処にあり、意識は何処にあるべきなのだろうか。
ちょっと怖かったけど、深かった。
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回螺 (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL) |