田中ロミオ『人類は衰退しました』第4巻読了。
謎の生産物と工場、島生活の2編。
すぐ髪が戻って笑った。イラストレータに対する配慮? 特殊能力が付いてるっぽいけど、引き摺ること無く。
Rolly (笑)。`ライフ`_ (笑)。この時代にWebを再現する事は出来ないのかなあ。
相変わらず、衰退から漂う虚しさと、妖精達の明るさが上手い具合に混ざり合っていて面白い。
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人類は衰退しました 4 (ガガガ文庫) |
西尾維新『不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界』読了。
倫理教師の串中弔士と、英語教師(臨時)であり病院坂迷路(バックアップ)。私立千載女学園での連続殺人事件。
しまった。つい心が緩んで釣られてしまった。このパターンは初めてでは無いが、やられると、そして気付いた時が悔しい。挿絵は挿絵。
弔士君は相変わらずの表面。人でなしとか散々言われているし。でも、何か、内面は変わったようにも感じられる。最終章で語られることには、ちょっと感情移入してしまった。僕はまだ学生で、卒業をする事が出来るんだけど。
ろり先輩と結婚出来たんだなあ。黒士って子供も居るみたいだし。ちゃんと、「人」をやってんじゃん。
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不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス) |
竹箒『空の境界 未来福音』読了。
小説版『空の境界』(及び進行中の映画版)の合間に挿入されるエピソード。小説と漫画からなる。
未来視を持つ瀬尾静音と倉密メルカ。互いに接点は無く、その異能は予測と測定に分かれる。そしてもう1人の未来視、「御布子の母」という占い師の存在。
式☆最強。死の概念の広い適用っぷりに笑いさえ出た。文章袈裟斬りは良いなあ。
幸せな温かく明るい未来を見て、心地良い。
同人誌のため、ISBN無し。
森博嗣『目薬αで殺菌します』読了。
Xシリーズを挟んで、久しぶりのGシリーズ。というわけで、C大組が事件に巻き込まれる。
加部谷と海月の関係が割と一気に進んで、大興奮(きゃあきゃあ)。
一方ギリシャ文字に関わっている一連の事件の方も、赤柳が頑張って、とあるWebサイトに関するデータゲット。行き着くところは真賀多四季だと思うのだが、誰が最初に辿り着くか。犀川先生は相変わらずのご様子だし。
ところで、目薬事件は、気持ち良いくらいに綺麗に解ける。気付けば密室事件じゃなくなったなあ。
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目薬αで殺菌します (講談社ノベルス) |
西尾維新『偽物語』上巻読了。
『傷物語』(第零話)、『化物語』(第一話~第五話)に続く、『かれんビー』(第六話)掲載の、掛け合い80%以上からなる小説。
『化物語』はアニメ化決定。放送はトラブルが無ければ来年くらいか。
やっぱ八九寺とか居ると良いな! 掛け合いが相変わらず神だ。花札で盛り上がる阿良々木君萌え。エロ要素も強い。八九寺(本命(笑))にセクハラしまくって、千石(可愛過ぎるラスボス)のアピールをスルーして、神原(変態属性薄まった?)で遊び遊ばれ、戦場ヶ原(ガハラさんという呼び方定着中)と羽川(イメチェン後がまた素晴らしい)の間を行ったり来たりで、マジでハーレム。
忍が風呂で話し掛けたところとか、感情移入しまくって感動してしまった。歩み寄り方が上手いなあ。ロリだけど。
戦闘(喧嘩)シーンが長くて驚いた。やられまくる阿良々木君が惨めでしょうがないけど、強さを出せたところで名誉挽回。
題で分かったが、暦(こよみ)、火憐(かれん)、月火(つきひ)、でカレンダ関連の単語になっている兄妹。見事に、偽物だとしても、正義として成長していて、素晴らしい限り。
下巻が最終回になる様だ。八九寺が去って終わりそうな気がする。何となく、けじめがありそうな。
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偽物語(上) (講談社BOX) |
渡辺浩弐『2999年のゲーム・キッズ 完全版DX』読了。
塔(コンピュータ)によって全てを完全に統制されている、壁によって閉鎖されている街の、そこに暮らす人々(全員ロボット)の物語。『週刊ファミ通』に連載されていたショートショート集。巻末にシズクダイヤ広告漫画。
生身の人は既に絶え、本物の植物等も含め、神話の中の存在となっている。
『ファウスト』の『Hな人人』に近いネタもあり、度々登場するひきこもりにも、ドキリとさせられる。2999年の話なのに、社会的なシステムを除けば、人の考え方等が案外現代に近いのが面白い。
街という空間の存在意義が面白い。切ないけど。
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2999年のゲーム・キッズ 完全版 DX (講談社BOX) |
『ファウスト』vol.7読了。
佐藤友哉特集、遂に! という事で歓喜。西尾維新との対談の冴え渡るツッコミとか脊髄反射レスとかに笑った。新作どんどん出して欲しいなあ。
話題の『ビアンカ・オーバースタディ』はどう見ても精子とハルヒです。本当にありがとうございました。未来人まで出てきたし。宇宙人とか超能力者も出てくるのか。
中国特集は、文化の理解に非常に役立つ内容だった様に思う。西尾維新とか錦メガネの小説が掲載された『最小説』を読みたい。手に入るかな。
まあ、偶然だろうが、この号の『ファウスト』は生理特集なんじゃないかというくらい生理ネタが出てくる。『青酸クリームソーダ』、『ビアンカ・オーバスタディ』、『悲しみは逆流して河になる』、『新本格魔法少女りすか』、『コンバージョンブルー』と、掲載された小説のほとんどに出る。3つが生理止まる=妊娠、1つが生理始まる=卵子採取、1つが生理始まる(初潮)=魔法発動、というところに、作家の特徴が見える。
ゼロ年代に生きる者として、日本人として、『ファウスト』を読める事を幸せに思える。vol.8はいつ出るやら(奥付には年内と書いてあるが)。期待して、ずっと最高のものを待っていよう。
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no data |
森博嗣『クレイドゥ・ザ・スカイ』読了。
文庫初版帯には既に映画版『スカイ・クロラ』のスクリーンショットが掲載されていて、解説は押井守。
出版順ならば『スカイ・クロラ』シリーズ長編最終巻に当たるが、時系列では『フラッタ・リンツ・ライフ』の後、『スカイ・クロラ』の前。
病院を抜け出した「僕」。飛行機に乗る事を、頭のどこかで望んでいて、空に憧れる。
「僕」が誰であるか明かされないまま物語が進行するが、時系列は既知なので、『スカイ・クロラ』で述べられた事を真とするのであれば、それなりに確かな推測は立つ。これがミステリィであるかは、まあ置いておいても、地の文で述べられたことは真、というミステリィに於いて確かな保証となり得る読者側と作家側が対等に持つ条件が無い以上、推測の域を越えないのがもどかしい。
フーコって、全ての物語で、中心でない場所を踊って居る様な存在で、結構重要。映画版では随分外見が変わっていたけれど。
キルドレという存在を、キルドレ側で語られる。大人になる事を保証されている僕が読む視点(支点)は、キルドレとのギャップ、子供としての共感と、大人としての反感を併せて持っている。空に居ない僕は自由でないのかもしれない。軽くない自分は格好悪いのかもしれない。まあ、でも、大人として、子供の心、それは子供でなくても持てるもののはずなので子供の、と言うのはおかしいが、子供の時から持つことの出来る心を、大人になる今も大切に持ち、成長したい。
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クレィドゥ・ザ・スカイ―Cradle the Sky (中公文庫) |
森博嗣『フラッタ・リンツ・ライフ』読了。
手元にあるのは2007年11月に発行された文庫版だが、既に帯に(割と小さく)「スカイ・クロラ 2008年、映画化決定!」と書いてある。
主人公はクリタジンロウ。『スカイ・クロラ』の主人公であるカンナミの前任者。空を飛び、空から離脱した者の話。
クサナギは既に上の立場に居て一人称が「私」になっている(ある箇所で「僕」になるけれど)。
キルドレ、という存在について、学者のサガラアオイが絡んでくることによって、深く思わされる。
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フラッタ・リンツ・ライフ―Flutter into Life (中公文庫) |
西尾維新『きみとぼくが壊した世界』読了。
病院坂黒猫と櫃内様刻、ロンドンに向かう。
噴飯もの、なんて古い言い回しをやったら使うなあ、と思ったら、もっと古い展開が待っていた。いや、この作中作ループを打破するとしたら、エピローグはこれしか無いと思っていたら、実際そうで、病院坂笛吹のスーパキャラっぷりに笑った。串中弔士も勝手に使われて大変だ。
くろね子さんのおっぱいネタは何度見ても萌える。感情豊富でまた萌える。
ロンドンに行ったことは無いが、行ったことのある妹に買ってきて貰ったシャーロック・ホームズのミニブロンズ像とキーホルダを眺めながら、いつか行きたいと思った。
爆弾テロで、別の壊れた世界があるんだろうな。
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きみとぼくが壊した世界 (講談社ノベルス) |