佐藤大『脳Rギュル ふかふかヘッドと少女ギゴク』読了。
跳訳シリーズ。夢野久作『人間レコード』『少女地獄』が原作。
原作でいう青年ボーイが主人公。名前はギヤマ。人間レコードは、脳R(ノアール)と呼ばれ、ギヤマが対策員(エージェント)として属する中央機密局(ギュル)はその排除に当たっている。今回のターゲットの脳Rは、ゼンダ・コウセイ。
国は圏となっており、舞台はニホン圏トウキョウ孤区。ニホン語の多くに片仮名が使用されている。関係無いが、「ウヰスキー」にルビ振っているのに笑った。設定資料が巻末にある。
脳Rを発見する方法は、ギヤマが持つ疳の虫と呼ばれる感覚、処女が持つと言われる共振能力の2つあるが、現在、ギヤマは疳の虫を失っており、共振能力を持つ少女を集め、対策員とコンビを作って対策に当たる方法が一般的になっている。
トップクラスの共振能力を持つシイはギヤマのパートナであり、ギヤマに惚れている、割と普通の女子学生。元共振者でありギヤマの元パートナのホトリ、新人のエリも、中央機密局に属し、脳Rの研究と対策に携わっている。
脳Rは、原作の人間レコードがその名の通り音声媒体としての能力を持っているのと違い、精神及び形質の変異現象がもたらされる突発変種として定義されている。悪魔憑きみたいなものか。
途中に挟まれる「ふかふかヘッド」や、ギヤマの拘置所の中での話など、結構分かり難かった。女子高生の日常、政治的な場面、B級ハードボイルドな風景と織り交ぜた、序章 + 25章 + 終章。まるで2クールのアニメ。
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脳Rギュル ふかふかヘッドと少女ギゴク (ガガガ文庫 さ 1-1) |
度々、Perl界隈でネタにされるdankogaiさんのインタビュー。
飽くなき好奇心と活動力がもたらす、面白い人生。